
『とぅわ、そぅわ、など日本語にない音を敢えて使った実験的ソング。』
8cmシングルが絶滅したのに伴い、2005年12cmで再発売が実現した大ヒットシングル。SMAPの香取慎吾が主演したドラマ「透明人間」の主題歌だ。ラテンっぽい哀愁と和風の歌詞が、不思議な形で融合した曲。覚えやすい優れたメロディーながら、中身は相当実験的。
桑田佳祐という人は、言葉を直感的なイメージで操ることに長けた人である。また時として邦楽の既成概念を壊す人である。この曲では「とぅわ」「そぅわ」など、日本語にない表現を敢えて使っている。
♪生まれくセリフとは(とぅわ)、蒼き星の挿話(そぅわ)
♪愛の調べとは(とぅわ)、愛のことだま
♪釈迦(しゃっか)堂も 闇や 宵や宵や(いぇいやー)
といった感じ。某カラオケ番組で、この曲を歌わされたクラシック・テノール歌手が、「これはどうやって歌いましょうかねぇー(困)、って感じでした(笑)」とコメントしていたのが興味深かった。結局、割とオリジナル通り歌ってくれたのだった。
ドラマ「透明人間」のラストは、怪物に姿を変えた父親と、主人公が対決する悲劇のストーリー。哀愁を帯びたミディアム・テンポの旋律が、物語に良く合っていた。見事!